Lyric

高層ビルの隙間から　朝がひとすじ差し込む

交差点を急ぐ人の　肩にそっと降る光

コンビニの前　誰かが拾った落とし物

そんな小さな優しさが　世界を回してる

君がくれた笑顔だけで

少し息がしやすくなる

クラクションの鳴る街に　静かな歌が流れる

手を伸ばせばそこにある

温もりは名もなき奇跡

愛という名の種が　都会に咲いてゆく

ビルの谷間に咲いた花　一輪だけ揺れていた

踏まれそうになりながらも　空を見上げてる

地下鉄の中　ふと目が合って微笑んだ

それだけで　少し救われたような朝

誰もが忙しく歩く

この街にも祈りがある

すれ違いざまの気づかい　目に見えないやさしさ

イヤホン越しの世界にも

ちゃんと心は届くよ

愛という名の種が　静かに根を張ってる

名前も知らない誰かの

思いやりに救われる

手と手を繋がなくても

同じ明日を信じてる

ほら、君の中にもある

言葉にならない願い

渋滞の中　聴こえるのは　希望というメロディ

手を取り合うその代わり

目を逸らさずにいよう

愛という名の種が　この街を照らしてる