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歌詞

DOPPEL

Halumo

(Right)

振り解いた怠惰が 足跡を埋める

刻み込んだ虚ろでは 波の音に消える

ここで吐いた嘘は 風に乗って癒える

許し合った骸には 繋ぐ手も見つからず

(Left)

合図を辿った あいつにさよなら

乗り込んだこの船は 私だけじゃなかった

きっともうオーライ 海に落とした後悔

拾うまでもなく 風に飛ばされてゆく

飲み込んだ本能 いつまでだって追うの?

知らぬ間に変わる 私にあいつが言った

もう戻れない 降りる港はない

運ばれる先に 祈りがありますように

(Right)

背負いこんだ 問答は

波に揺れ 零れて 失うだろう

描きだして 確かめた

記憶は 淡いトーンで 埋められていた

(Left)

誰も語らない 街に向かおう

戯言に惑われてしまっても

タグボードに隠した フィルムはいつか

火に曝され燃える

大言に錆びついた 退路はもう嘘じゃない

この航海の果ては望めない

ポートサイドに零した 言葉に置いていかれて竦んだ

また始まれば 船が届けば

私が撫でた景色は?

潜む何かはフィルムに溶けて隠れた

拾う迷子に 指を指されて 落とした影に気づいた

ただ眺めていた 次はどうだ?

(Right)

変わりだした温度が 行き先を告げる

進む船に愛を説けば 空を切って戸惑う

映し出した背後は 理想に背いた

逃げ込んだ思い出にすら 縋る絵も見当たらず

(Left)

原点はどこか 偏見に埋もれた

雨に鞭打たれ ペトリコールは無いが

海図は守った 報酬は伴った?

今はゆらぐ灯台 後退もできやしない

夕を背に立った 景観に怯えた

曳波を辿って あの戸を叩かぬように

老いた言葉が 心像を歪めた

私だけの絵が どこかにありますように

語り合えたら ここじゃなかったか?

二人はオールで演じた

沈む何かに押し潰されてしまえば

触れる岬に目を奪われて

誓いは欠けて転じた

まだ続けていたい

縋る月夜に突き放されて

私は雷火に溺れた

消える何かに手を繋がれてしまっては

それなら最初から失ってた

私が撫でた景色は

ただ眺めている ここはどうだ

  • 作詞

    Halumo

  • 作曲

    Halumo

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主に2021年6月から2022年3月までの間に制作した曲をまとめました。
作詞・作曲・編曲・演奏・ミックス・マスタリング・アートワークなどHalumoが一人で行っている個人製作です。
実験的な要素が多いので、何か引っかかる音楽が好きな方はぜひどうぞ。
Youtubeで公開済みのものも全てリミックスを行っています。
【Twitter: @Halu_mo】

アーティスト情報

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