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歌詞

PUNCTURE ME

久三

ほら、また始まる。

崩れていく君たちのショータイム。

笑顔を貼りつけて、心を粉にして、

「正しさ」を名乗る亡霊たちが列をなす。

同情の仮面、救済のコスプレ、

信じてるフリが上手なだけのモノクローム。

痛みを知ってるって言葉を口にすれば、

拍手がもらえるこの世界。

傷跡さえ、バズのために晒す。

ねぇ、これが神聖ってやつ?

殴ってみな、罵ってみな、

それがきっと「正義」って呼ばれるんだろ?

僕は笑う、嗤う、嗤い尽くす、

君らが自分を守るための言い訳で。

反省のポーズ、涙の演出、

舞台裏の罪を洗うつもり?

どんな言葉も、もう僕には届かない。

君たちの声は、空洞のエコーみたいに響くだけ。

“可哀想”の連鎖が君を救うのか?

その言葉の刃で、どれだけ人を裂いた?

赦しも信仰もトレンドで変わるなら、

もはや信じる価値すら、もう無い。

パパ、ママに泣きつけよ。

抱きしめてくれると思うか?

優しさは期限付き、愛も消費型。

慰め合うほど浅くなる心。

僕はその涙に飽き飽きしてる、

同情も、後悔も、燃やしてしまえ。

殴ってくれ、罵ってくれ、

飾りの勲章をくれ。

君の悲劇が一番のエンタメだ。

パパ、ママに泣きつけよ、

その声が一番の拍手だ。

カメラの向こうで人が死ぬ、

君は「いいね」を押す。

悲しみを飾るフィルターで、

今日も世界は平和だって?

僕は知ってる、

君たちは誰かの不幸で呼吸してる。

美徳と毒を同じ口で吐きながら、

誰もが聖人ぶっている。

善も悪も混ざり切って、

腐った理想がトロフィーみたいに輝く。

ほら、見ろよ。

自分が正しいと思ってる顔を。

どれも同じに見える。

泣き顔も笑い顔も、全部コピーだ。

殴ってくれ、罵ってくれ、

その偽善の拳で打ち抜けよ。

パパ、ママに泣きつけよ、

優しさを信じる限り君は救われない。

拍手が止まったステージで、

僕は君を見下ろして言う。

「ようこそ、滑稽な終焉へ」

その一瞬の沈黙が、最高の歓声だ。

Puncture me, puncture you

壊れたのは、どっちだ?

  • 作詞者

    久三

  • 作曲者

    久三

  • プロデューサー

    久三

  • ボーカル

    久三

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    PUNCTURE ME

    久三

アーティスト情報

  • 久三

    心の奥に触れる、言葉のかけらたち。 傷ついた誰かにそっと寄り添い、 忘れかけた感情を呼び覚ます。 久三(きゅうぞう)は、痛みも、喜びも、迷いも、 「そのままの感情」で歌うアーティスト。 ラップ × バラード、語り × 詩、 静かなメロディの中に、鋭い言葉を宿す。 SNSではその日常に潜む“本音”を切り取った言葉たちが共鳴を呼び、 数々のリリース曲が、心の奥にひっそりと届いている。 心を燃やし、歌に変える。 それが Kyuzou の生き方であり、創作の核。 日本発、魂で叫ぶ男 Kyuzou。 感情を限界まで研ぎ澄まし、痛みも怒りも希望も「この歌に変える」Kスタイルの提唱者。 その声は叫びのように熱く、祈りのように静かに響く。 「それぞれの旗」「冷静なる支配論」「首輪の国、裸の勇者」「錆びた鼓動」 どの曲も、聴く者の心を撃ち抜く感情の刃を放つ。 Kyuzou の音楽は悲しみを拒まず、それを愛に変える。 そして、屈しない心と生きる誇りを掲げる音楽。 聴く者の胸に灯をともす、それが Kスタイル。 「この歌が残るなら、それでいい。」 その信念のもと、Kyuzou は今日も魂を鳴らし続けている。

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