夢で見た
不確かな記憶へ
晴天の夜に君と二人で
行こう
不安な気持ちだけ急いで
ひつじを数えた
眠れない夜に
目を閉じたら
初めて見た
君は不貞腐れて
言葉を紡いだ
ただ
「待ちくたびれた」と
既視感と対峙した
牧羊犬と睨めっこしてた君が
やけに愛おしくて
夢の中まで連れて行って
おぼろげな君に追いつくから
追憶に沈み疾走した
茫茫たる想いは宙を舞ったんだ
視覚像として立ち現る
儚げな君の微笑む顔
届かない
背伸びしてみても
どれだけ急いだって
掴めないな
頭を突き刺す
忘却から景色を
つなぐ
めぐる
線を引いてまた
むすぶ
出来た虚像の記憶で
踊り語り夜を明かすんだ
手を引かれるままに
君について行くんだ!
夢の中まで連れて行って
おぼろげな君に追いつくから
雷鳴と共に駆け抜け
酩酊している夢境の日々に
白い髪をなびかせた君が
たちまちのうちに消えそうで
晴れた夜の牧草地で
揺らいでた
思わず手を伸ばしていた
目が覚めたらお別れって
君はその事を知っていたの?
言いそびれてたはずの想いが
君に届けって走り出していたんだ!
夢の中までと叫んでも
言葉は虚しく空を切った
喉元までは思い出しても
白々しいほどに君だけが
割れるほど綺麗な話し声も
儚げな君のその笑顔も
今更触れるには遠すぎて
心馳すたび張り裂けそうだ
忘れたことまで忘れそうで
泣き出しそうだ御月様
夢から覚めたら幻だ
意志に反してでも
過去になるんだ
日々は続いていく
君がいなくても
- Lyricist
GEragera
- Composer
GEragera
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Lily
GEragera
Artist Profile
GEragera
:3
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