Room171のジャケット写真

歌詞

Thinline

Amenohi RECORDS.

ある晴れた春の日のことだった 君の弱い声に出会った

白く透き通るような頬 赤い唇は細かった

ある晴れた春の日のことだった すぐさま君に恋をした

手に持ったシンラインだけが 出会うための口実だった

ある雨の日の夜のことだった 君を横目に街を歩く

傘の中から見る世界は もう2人だけのものだった

ある晴れた春の日のことだった 僕は君の声と出会った

手に持ったシンラインはもう 口実ではなくなっていた

そっと鳴ったコード 君の声だけが

青を Darling もっと赤に焦がしていく

高鳴った鼓動 僕の心臓が

操られるみたいだ 悪くないな

近づいてもっと 君の横顔が

ただ視界から景色と音を奪っていくから

磨り減ったピック、Fenderのシンラインは

もう置物みたいだ 悪くないな

ある雨の日の朝のことだった 音を立てぬよう目を覚ます

見慣れない部屋と横の君は いつもより綺麗に映った

また雨の日の夜が来るたびに 君を片手に街を歩く

コンビニで買った安い傘が距離を詰めるための口実だった

ある晴れた春の日のことだった また君の声に近づいた

透き通るような息使いが いつか心地良くなっていた

またシンラインを手に取る時は

君と歌うよそれならばいっそもうずっと側に居て

そっと鳴ったコード 君の声だけが

時計の秒針をもっと速く回していく

高鳴った鼓動 僕の心臓が

ギュッと掴まれるみたいだ 悪くないな

振り向いてもっと 君の横顔が

ただ視界から景色と音を奪っていくから

順に沿ったネック、Fenderのシンラインは

もう置き去りみたいだ 悪くないな

手を取ってずっと揺れていたいね

もっと君の方に寄り添えるように

二人になって 近づいて 君の声で 暮れる日に

気付かないで また過ごすのさ

そっと鳴ったコード 君の声だけが

青を Darling もっと赤に焦がしていく

高鳴った鼓動 僕の心臓が

操られるみたいだ 悪くないな

近づいてもっと 君の横顔が

ただ視界から景色と音を奪っていくから

錆び付いたフレット、Fenderのシンラインは

もう置物みたいだ 悪くないな

  • 作詞者

    Amenohi RECORDS.

  • 作曲者

    Amenohi RECORDS.

Room171のジャケット写真

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Amenohi RECORDS.から新曲を交えた
「Room171 - EP」がリリース!
テクニカルなピアノに引き込まれる「Aurora」、
キャッチーなメロディが心をすぐに掴む「Wonderland」、
話題の楽曲数曲を取り入れたミニアルバム。
Amenohi RECORDS.を知りたければこれで決まりの一枚!

アーティスト情報

  • Amenohi RECORDS.

    Amenohi RECORDS. は、京都を拠点に活動する音楽プロジェクト。 穏やかな空気や移ろう季節、曇天と晴れ間のあいだに漂うような“静かな風景”を音で描くことを得意とする。 そのサウンドは、どこか湿度を帯びながらも透明感があり、都市の喧騒と生活の静けさが同じ画面に同居するような質感を持つ。 メロディはシンプルで柔らかく、軽やかに耳へ残る一方、 歌詞には、日常の中でふと立ち止まったときに感じる心の揺れや、 言葉にならない余白の感情がさりげなく織り込まれている。 派手なドラマではなく、“誰もが一度は見たことのある景色”をすくい上げるような表現が特徴である。 作品全体には、朝の淡い光、雨上がりの匂い、深夜の静かな街路、 あるいは心の奥に沈んだ青い瞬間など、具体的すぎないのに確かに存在する風景が流れており、 聴き手の個人的な記憶と自然に重なるように設計されている。 Amenohi RECORDS. の音楽は、 「感情の温度」や「その日の天気のような心の状態」を穏やかに映し出すものであり、 ジャンルやスタイルにとらわれず、音が持つニュアンスを丁寧に磨きながら進化を続けている。

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