thirty seven Front Cover

Lyric

untitle

rika

そっか、

わたしはあなたのなんでもないんだった

しまった、また忘れるとこだった

甘い甘い匂いに 鼻をうずめて

深く息を吸って

溢れ出した 言葉を飲み込んだ

ぎゅっと 抱きしめた

目の前のあなたが

いなくなってしまわないように

ゆるやかなカーブをなぞる 大きな手

その腕 その背中も

全部わたしのものならいいのにな

昨日もない 明日も

あるのは今日だけ

「わたしはあなたが好き」

ただ、それだけ

穏やかに眠る横顔 眺めてたら

泣きそうになる

バレないように 瞼にくちづけた

このまま朝が来なければ

神様 もう少しだけ

そっか、

わたしはあなたのなんでもないんだった

しまった、また忘れるとこだった

  • Lyricist

    rika

  • Composer

    rika

thirty seven Front Cover

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35から40まで、1年に1枚、その年作った曲だけを収録するタイムカプセル的な作品というコンセプトで制作している自身3作目のミニアルバム(マキシシングルかもしれません)「37」。
コロナウイルスの影響もあり、資金不足で今年はリリースを諦めようかと考えたこともありましたが、クラウドファンディングでファンのみなさまにご支援をいただき、無事リリースすることができました。
わたしが歌うのは相変わらず、この世に別にあってもなくてもいいような、くだらないラブソングですが、別にあってもなくてもいいようなものが案外、必要だったりするのかな、なんて思ったりしています。
あってもなくてもいいものを、誰に遠慮するでもなく、当たり前に楽しめる日常が、求める人みんなに戻ってきますように。

Artist Profile

  • rika

    1984年 神戸市生まれ。シンガーソングライター。2019年5月に1st album「35」 をリリースし、本格的に音楽活動を再開。2020年「36」、2021年 「37」 、2022年「38」(Live album)、2024年「39」をリリース。拠点を神戸に置き、各地でライブ活動を行っている。

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