Lyric

暮れた空に滲んだ和菓子

のような雲　流れてはいと悲し

私まだ八月の中に囚われて

慣れた手つきに愛想尽かし

告げる間もなく駆けこんだ未来

影の中背伸びをする

濡れた髪から香る麝香

明日から見える世界の煌めきに

甘えて蔑ろにしたくないから

涙する今あなた取り巻く世界が愛おしい

寝ても覚めても忘れられない

季節が変われど愛を歌う

寄せては返す私の想いを

どうしてくれようか

あの群青が今

夏の終わり彷徨って散るから

会いたいや

また会いたいや

あの街あの場所あの気持ちで

壊れかけた日々の上から

名もなき明日を信じて描こう

'Couse I don't wanna forget

受け取って

DEAR MY FRIEND

このアンセム

間抜けな声が口を衝いた

歩けない僕の耳に蝉の唄

八月の中に閉じ込められたメモリー

炎天下　商店街

あの角曲がれば秘密基地

淡々と感嘆さ

時のむごさ

煌々と高層ビルの真下に

残された君の影が

不意になんだか

思い出させたんだ

あの日の僕らを

空白を埋めるように

夕暮れ教室に残された

窓際にたゆたう18の僕

ビーチサンダルに刺さる

波と音符

ヘッドフォンから流れる

ロックンロール

懐かしむにはまだ早いから

答えを聞かせて

あの後悔がまだ

海馬の中漂ってブルーカラー

会いたいや

また会いたいや

さよならが消えてしまう前に

そしていつか空に描いた

嘘も真実も溶かす今を

'Cause I don't wanna forget

受け取って

DEAR MY FRIEND

あの後悔が、あの群青が

夏の思い出で終わったなら

会いたいや

また会いたいや

この気持ちが嘘になる前に

木陰の中　覚えてたら

あの日の約束をまた交わそう

'Couse I don't wanna forget

受け取って

DEAR MY FRIEND

このアンセム