誰も怒らねえ国 (2025/12BEST10-1)のジャケット写真

歌詞

微笑みの影法師

RANSUI

微笑みの影法師

なんかさ、ニュースってうるさいよね

あたしの世界は、君のスニーカーの音だけで十分で

それ以外は、ちょっともうどうでもよくなっちゃってた

ただ、隣にいてくれるだけでさ、全部がまるく見えたんだ

This tiny peace(小さなやすらぎ)

テレビじゃずっと 世界が狂ってるって言ってるけど

あたしには この静けさが逆に怖くて

“幸せってなに?”って思った

でも今、君がいる それだけでいいのかもって

二人分の影、ちゃんとあるね

影ってさ、光がないとできないんだって

だからこの影法師は あたしが笑った証拠なんだよね

何にも言わなくても ちゃんとついてきてくれる

それって、なんか…優しすぎて ずるいなって思った

Shadow under her steps

どっかでまた 何か壊れてるってニュースが流れる

だけどね、君の笑顔はそれに負けないくらい強くて

あたしの中でだけ 守られてる世界みたいだった

その影が 今も心の奥に残ってる

冬の日差し、少しだけまぶしいね

「今日も何も起きてないね」って笑った君の声が

いちばん泣きたくなるくらい きれいだった

何も変わらない毎日が

こんなにも壊れやすいものだなんて、知らなかったよ

No war, no sound

でも、その静けさの中に

なんかこう…泣きそうになるくらいの不安があって

君がそばにいたってだけで

あたし、やっと「生きてる」って思えたんだ

ニュースも歴史も、全部 遠すぎてさ

でも、君の笑い声だけは 耳にずっと残ってる

これが本当の「今」ってやつなんだろうな

静かすぎて怖いくらいなのに

どうしても 忘れたくなかった

She doesn’t even notice

君が歩いたあとに あたしが続いてただけなのに

そのあとにできる影法師が

なぜか一番、優しかった

あたしの気持ち、そのまま映してたんだと思う

何にも聞かずに寄り添ってくれる

Not tomorrow, not yesterday

あたしは ただ今日だけが欲しくて

温かかった手のひらも 優しい声も

今 思い出すだけで 胸がぎゅってなるんだ

それで十分だったんだ

影ってさ、君の分身みたいだよね

誰かのために笑ってるって

それだけで、あたしも笑えてたんだ

その幸せ、ちょっとだけ分けてもらってたんだよ

It mattered to me

最後の日に 君が振り向いたあの瞬間

全部の景色が 止まって見えた

「ありがとう」も「またね」も言えなかったけど

影だけが ちゃんとそこにいてくれたから

あたし、救われたんだ

微笑んだあとにできるもの

それが影法師なら

あたしは ずっと君を覚えてられるね

  • 作詞者

    RANSUI

  • 作曲者

    RANSUI

  • プロデューサー

    KEIKO

  • その他の楽器

    RANSUI

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あなたは誰に、心から「いてくれてありがとう」と言いたい?

これは歌ではない。
――きっと、ずっと胸の奥で叫びたかった言葉。

“宇宙人”みたいな私だけど、
どうか、この声をあなたの心で拾ってください。

"