

「おそろいのお花つけよ?」って
配ってた人がいた
17人クラスに対して16本のお花
ある時いなくなった子がいた
学校辞めたんだって
みんなホッとしていた
暗黙の了解だった
転がる消しゴム
みんな見るだけ
私も拾わない
拾えない
教室の
隅っこで
花が
しおれていた
聴き飽きた
チャイムの音
眠くなる授業と 濁ったクスクス
それでも空は青い
チョークの匂いと 夕日の中舞う埃
それさえも 訴えかけてくる
My heart hurts My heart hurts
回る 世の中
My heart hurts My heart hurts
曲がった 人達
「おそろいのお花つけよ?」って配っていた人も
学校辞めちゃった子も 同じ顔していた
音楽準備室にひとりでいる子がいた
ほっとしたんだ
その子のまつ毛は濡れていたから
嫌でも
毎日くる
毎日吸う
この空気
聴いてみる
時計の針の音
気がつけば たんぽぽが咲く季節
ずっとある 傘置きの傘 ともさようなら
沈丁花の匂いと 目の前舞う桜
心に刻んで
My heart hurts My heart hurts
回る 世の中
My heart hurts My heart hurts
曲がった 人達
My heart hurts My heart hurts
回る 世の中
自身が腐れば 世も腐る
眠くなる集会と 数えた「えーっと」 も
今日で終わり
もうかけることのない軋むイスと感覚でさえ
訴えかけてくる
教室の
隅っこ
最後はしおれた花に
水をあげてみた
- 作詞者
胡桃沢 はな
- 作曲者
胡桃沢 はな

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アーティスト情報
胡桃沢 はな
胡桃沢はな 大人に物申したい時に「うざ、きも、しね」を多用することから言葉を失われた世代と呼ばれるZ世代。 「青春こじらせポップ」でZ世代を代表するシンガーソングライター。 いじめられた過去、理不尽な世の中、大人になることへの違和感。そして、生きていくことの喜び。 そのすべてを、〈等身大の言葉〉でうたに綴る。 持ち前のグミボイスで癒しを届ける。 TikTokライブでは毎晩歌を届けながら、ファンと等身大でつながる時間を大切にしている。 自分の部屋で制作から録音まで全て終わらせるベッドルームポップ。今日も部屋から歌い続ける。 ひとりぼっちにしないために。
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