

「雨は不便」って誰かの言葉を着てた
歩道の水たまり 空の切れ端が揺れる
足音が少しだけ 今日のリズムになる
立ち止まっていい 寄り道でいい
濡れた世界の速度に合わせて
嫌な気がするだけで 曇らせてたのは内側
外を歩くだけの日が 静けさを連れてくる
雨の良さは 急がないこと
洗い流して 残すものを選ぶこと
傘の骨越しに 滲むネオンは花みたい
予定どおりじゃなくても 夜は進んでいく
捉え方ひとつで 救える景色がある
迷ってもいい 戻ってもいい
水滴が合図する 次の一歩へ
嫌な気がするだけで 背を向けてた景色が
余白に光を溜めて やわらいでいく
雨の良さは 揺らぐこと
それでも前を向けること
窓ガラスを叩くリズムが言う
「変えられるのは世界じゃなく 見方だよ」
嫌な気がするだけで 見落としてた焦点が
外を歩くだけの日に そっと合い直す
雨の良さは 手放すこと
残ったものを 抱きしめること
ほどけた雲のすき間から 薄い青
濡れたページをめくって 帰ろう
- 作詞者
空想音色
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空想音色

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雨の日
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Light
空想音色
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こんぺいとう
空想音色
――a small light that quietly finds you
ひとりの声とアコースティック・ギターからはじまった物語は、静かなぬくもりをまとった小さな灯りになる。
雨粒のしたたる窓辺、ノートの余白、誰にも見せないため息のあとに残る、かすかなまぶしさ。
弾き語りの息づかいとともに紡がれた7つの歌たちの光が届きますように。
アーティスト情報
空想音色
空想音色は、ささやき声とアコースティック・ギターで“光と闇のあわい”を描くソロ・プロジェクト。最小限の言葉と残響で日常の静寂を照らす、淡く透きとおったミニマル・サウンドスケープ。
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