

温もりの中に巡った世界
幸せに泣いているあなたの声
導かれてきたのか
声が届いたのか
きっと全部知っていたんだね
柔らかく逞しく羽をひらいてって
暖かいあなたの背にそっと触れ
いつまでも日々が続いていくように
祈りが深くまで届くように
満ちていく夕陽と肩を並べて
心地よく過ぎるまで
話をしよう
温もりの中で出会ったあなたに
遠い空平線の先 巡り逢わせて
懐かしい香りも愛おしい声も
姿変わっても全部知っているよ
溢れそうなほど青い木漏れ日に
水しぶきあげて包まれていく
最初の日と最後の日が繋がっているみたい
わたしは先にゆくよ
いつまでも日々が続いていくように
祈りが深くまで届くように
満ちていく夕陽と肩を並べて
心地よく過ぎるまで
話をしていたい
羽織った名前が
そっとあなたに宿るように
- 作詞者
飛遥
- 作曲者
飛遥
- プロデューサー
飛遥
- レコーディングエンジニア
飛遥
- ミキシングエンジニア
飛遥
- マスタリングエンジニア
飛遥
- ギター
飛遥
- ベースギター
飛遥
- ボーカル
飛遥
- バックグラウンドボーカル
飛遥
- ピアノ
飛遥
- プログラミング
飛遥

飛遥 の“生まれた日”を
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鳥に憧れた魚。
水をかき分け眩しく揺れる水面へ勢いよく飛び出すと、からだが宙に浮く瞬間がある。
真っ青な景色からガラッと世界が変わる。
呼吸も、皮膚も眼も全て苦しいのに、その世界をもう一度見たいがために、何度も何度も飛び出して、何度も落ちる。
水面での長い一瞬、僕よりもずっと高く飛ぶものが見えた。憧れた。嫉妬もしたし、また負けじと何度も繰り返し飛んだ。
けれど届かなかった。
よく、そんな夢を見る。
僕の前世はきっと魚かなんかだったのだろう。
あぁ、まるで僕みたいじゃないか。
アーティスト情報
飛遥
飛遥(ひよう) アーティスト/作詞作編曲家 作詞作曲・アレンジ・演奏・デザイン・映像演出まで一貫して手がけるマルチアーティスト。 透き通った歌声と即興性の高いピアノ、そして緻密なトラックメイクを軸に、ポップス・ジャズ・エレクトロニカなどを自在に横断。思わず息を呑む景色と、静かに息ができる景色が同居する『深呼吸する景色』をコンセプトに音楽世界を描ききる。 幼少期からクラシックピアノを母に習い、即興演奏と作曲に目覚める。高校軽音部にてドラムやベースなど様々な楽器に触れ、東邦音楽大学では作曲法や音楽理論を学ぶ。 2022年、ソロアーティストとして活動開始。 2023年初のワンマンライブを開催。 2024年、「鳥に憧れた魚は落ちても何度でも跳ぶ」というコンセプトで描いた1stアルバム『飛行章』を発表。 現在、2025年11月23日にライブハウス「晴れたら空に豆まいて」にて3rdワンマンライブを開催予定。
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