飛行章のジャケット写真

歌詞

Fish

飛遥

水しぶきあげて 僕の前 泳いでく

鼓膜の中 弾けて涙流す

眼を光らせた願い 必死に伸ばした手

呼吸の中 刻んでおけるように

いつまでも覚えてるよ 僕の宝物だから

昨日と もう肩組んで歩けばいいさ

ちゃんと胸に響いてるよ 君の宝物だから

明日はさあ どこへ行こう

どこへ行こう

水しぶきあげて どこまで泳いでく

波紋の中 飛び回って蘇る

僕の名を呼んだ声 泡になった景色も

虚空の中 刻んでおけるように

いつまでも覚えてるよ あの時声に出したから

頬を伝った分だけ走ればいいさ

ちゃんと胸に響いてるよ あの時頑張ったから

不器用なこの足で さあ どこへ行こう

プテラを乗り回すみたいに

鼓動を大きく鳴らした

震えた呼吸を委ねて それでいい

クジラのしっぽを掴んで

深い海を渡っていくよ

不安の外の世界 一歩先へ

憧れも後悔も 水しぶきに変えてくよ

魚が導いてくれるから もう 怖くないさ

昨日も明日も背負って 銀の虹を紡いでくよ

踏み出したこの足で さあ どこへ行こう

いつまでも覚えてるよ

ちゃんと胸に響いてるよ

  • 作詞者

    飛遥

  • 作曲者

    飛遥

  • プロデューサー

    飛遥

  • レコーディングエンジニア

    飛遥

  • ミキシングエンジニア

    飛遥

  • マスタリングエンジニア

    飛遥

  • ボーカル

    飛遥

  • バックグラウンドボーカル

    飛遥

  • ピアノ

    飛遥

  • プログラミング

    飛遥

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鳥に憧れた魚。
水をかき分け眩しく揺れる水面へ勢いよく飛び出すと、からだが宙に浮く瞬間がある。
真っ青な景色からガラッと世界が変わる。
呼吸も、皮膚も眼も全て苦しいのに、その世界をもう一度見たいがために、何度も何度も飛び出して、何度も落ちる。
水面での長い一瞬、僕よりもずっと高く飛ぶものが見えた。憧れた。嫉妬もしたし、また負けじと何度も繰り返し飛んだ。
けれど届かなかった。
よく、そんな夢を見る。
僕の前世はきっと魚かなんかだったのだろう。
あぁ、まるで僕みたいじゃないか。

アーティスト情報

  • 飛遥

    飛遥(ひよう) アーティスト/作詞作編曲家 作詞作曲・アレンジ・演奏・デザイン・映像演出まで一貫して手がけるマルチアーティスト。 透き通った歌声と即興性の高いピアノ、そして緻密なトラックメイクを軸に、ポップス・ジャズ・エレクトロニカなどを自在に横断。思わず息を呑む景色と、静かに息ができる景色が同居する『深呼吸する景色』をコンセプトに音楽世界を描ききる。 幼少期からクラシックピアノを母に習い、即興演奏と作曲に目覚める。高校軽音部にてドラムやベースなど様々な楽器に触れ、東邦音楽大学では作曲法や音楽理論を学ぶ。 2022年、ソロアーティストとして活動開始。 2023年初のワンマンライブを開催。 2024年、「鳥に憧れた魚は落ちても何度でも跳ぶ」というコンセプトで描いた1stアルバム『飛行章』を発表。 現在、2025年11月23日にライブハウス「晴れたら空に豆まいて」にて3rdワンマンライブを開催予定。

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