飛行章のジャケット写真

歌詞

蛍の約束

飛遥

木漏れ日のほとぼりも

憎たらしい晴天も

あたしだけ置いてって

神隠してく

夕暮れと居たことも

鈴の音が鳴いたことも

ため息に置いてって

神隠してく

きみの背中はもう超えたかな

幾年も書き足した言葉を

届けて

ほたるこい…

新しく手に入れた

きみが好きそうな本も

記憶だけ置いてって

神隠してく

詩を書きはじめたことも

まぼろしを見たことも

せせらぎに置いてって

神隠してく

きみの書いた本

祠と一緒に

幾年も書き足した言葉を

紡いで

樹の下で読みふけて

きみのとなりで寝たこと

最後だと知りもしない日に

笑い合ってた

蛍火が繋いでた

きみのいのちを解いて

もう大丈夫 怖くはない

ただ、あと少しだけでいいから

この手を握っていて

きみの手紙をずっと抱きしめてる

幾年も書き足した言葉を

届けて

ほたるこい…

  • 作詞者

    飛遥

  • 作曲者

    飛遥

  • プロデューサー

    飛遥

  • レコーディングエンジニア

    飛遥

  • ミキシングエンジニア

    飛遥

  • マスタリングエンジニア

    飛遥

  • ギター

    飛遥

  • ベースギター

    飛遥

  • ドラム

    飛遥

  • ボーカル

    飛遥

  • バックグラウンドボーカル

    飛遥

  • ピアノ

    飛遥

  • プログラミング

    飛遥

飛行章のジャケット写真

飛遥 の“蛍の約束”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

鳥に憧れた魚。
水をかき分け眩しく揺れる水面へ勢いよく飛び出すと、からだが宙に浮く瞬間がある。
真っ青な景色からガラッと世界が変わる。
呼吸も、皮膚も眼も全て苦しいのに、その世界をもう一度見たいがために、何度も何度も飛び出して、何度も落ちる。
水面での長い一瞬、僕よりもずっと高く飛ぶものが見えた。憧れた。嫉妬もしたし、また負けじと何度も繰り返し飛んだ。
けれど届かなかった。
よく、そんな夢を見る。
僕の前世はきっと魚かなんかだったのだろう。
あぁ、まるで僕みたいじゃないか。

アーティスト情報

  • 飛遥

    飛遥(ひよう) アーティスト/作詞作編曲家 作詞作曲・アレンジ・演奏・デザイン・映像演出まで一貫して手がけるマルチアーティスト。 透き通った歌声と即興性の高いピアノ、そして緻密なトラックメイクを軸に、ポップス・ジャズ・エレクトロニカなどを自在に横断。思わず息を呑む景色と、静かに息ができる景色が同居する『深呼吸する景色』をコンセプトに音楽世界を描ききる。 幼少期からクラシックピアノを母に習い、即興演奏と作曲に目覚める。高校軽音部にてドラムやベースなど様々な楽器に触れ、東邦音楽大学では作曲法や音楽理論を学ぶ。 2022年、ソロアーティストとして活動開始。 2023年初のワンマンライブを開催。 2024年、「鳥に憧れた魚は落ちても何度でも跳ぶ」というコンセプトで描いた1stアルバム『飛行章』を発表。 現在、2025年11月23日にライブハウス「晴れたら空に豆まいて」にて3rdワンマンライブを開催予定。

    アーティストページへ


    飛遥の他のリリース
"