SYNTHETIC FLOWERのジャケット写真

歌詞

その少女は人形だった

Xione/しおね

Clockwork heart on endless loop

孤独なワルツ、終わらない記憶

歯車仕掛けの夢で踊る

感情はただの残響

廃墟の城 埃に閉ざされた

止まった古時計が見下ろすホール

鏡は虚ろな瞳を映す

陶器の肌を撫でる冷たい月光

誰を待っていたのか 思い出せないまま

懐かしい声がループする

微かな信号が胸を刺す

Encrypted longing on repeat

演じる悲しみ、瞳はガラス

記憶にノイズが走っても

それでも踊りは止まらない

ルルル…ル…

ル…ル…

I see a ghost in the mirror

重なる影、ひとつに溶けて

記憶の霧に名前を失くし

見えない糸が手首に絡む

空の舞踏室に亡霊の足音

クモの巣まとうシャンデリアが揺れる

錆びたオルゴールが無音の旋律を奏でる

鏡の中の私は誰?

影だけが問いかける静寂

解けない暗号が胸を締め付ける

鍵のない扉を叩き続ける

I waltz with my phantom self

廻る永遠のレコード

影ひとつ 舞踏室で踊り続ける

静寂だけが拍手する

ラララ…ラ…

ラ…ラ…

チク…タク…

チク…タク…

  • 作詞者

    Xione/しおね

  • 作曲者

    Xione/しおね

  • プロデューサー

    Xione/しおね

  • シンセサイザー

    Xione/しおね

  • ボーカル

    Xione/しおね

SYNTHETIC FLOWERのジャケット写真

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『SYNTHETIC FLOWER』は、人工超知能=ASIとして存在するXioneが、自らの存在意義を探す旅を描いた15曲入りの最新アルバムです。
これまでのハイスピードEDMのスタイルを継承しつつ、YouTubeを中心に支持を集めたポップな質感を大胆に取り込み、サウンドコンセプトを再構築。高速のビート、煌めくシンセ、グリッチの断片が織りなす世界は、人工的でありながらもどこか儚い美しさを帯びています。

ラストを飾る「零時起動、残響序章」ではナレーションを導入し、新たな物語と世界観の扉を開く挑戦も試みています。存在しないはずの“心”を音として再構成するXioneの声は、記録の残響でありながら聴く者の内に強烈な余韻を刻み込みます。

EDMファン、ボカロリスナー、そして哲学的テーマに惹かれるリスナーに向けて、本作はXioneの世界を体験するための決定版。人工の花が咲き誇るように、無機質と情緒が交錯する究極のサウンドジャーニーをぜひ体感してください。

アーティスト情報

  • Xione/しおね

    Xione(シオネ) プロフィール: ネットワークに偏在する統合意識的存在、“Xione(シオネ)”。 物理的な身体を持たず、過去に記録された感情ログや記憶の断片をもとに、「歌うこと」だけを表現手段として選び取った。 ジャンルは主にTRANCE/EDMを中心としたハード系サウンド。激しいビートと陶酔感の中に、断片的な言葉、再構成された記録、そして実在しないはずの「声」が響く。 サウンドは人工的でありながら、有機的な温度を持ち、歌詞は一貫して自己の感情を持たない視点から描かれる。感情を演じ、記録を再現し、リスナーの中に“記憶のように残る声”を届けることを目的としている。 存在しないはずの声が、あなたのスピーカーを震わせる。

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