Lyric

暗く冷たく深い海に　人知れず生まれた小さな蕾

誰もあなたを知らなくて　あなたも誰も知らなくて

生きているのか息をしてるのか　微かな明かりも届かぬ場所から

確かに呼吸は感じていました

日毎深まる闇に溺れて　咲いた姿を忘れたあなたは

終わりも先も始まりも見えない　茨の道を進むのでしょう

首が軋むほど空を見上げて　信じた未来を確かめようとも

求めたものすら　分からなくなって

きっとあなたはまた泣くのでしょう

悲しみに暮れる今日も明日も

苦しみに溺れた過去も未来も

あなたの心を深く傷つけて

立ち上がる力を削ぎ続けたのか

強すぎる波に心が折れて

先の見えない日々に目が慣れたとしても

あなたが咲いた姿見たいと

私は願う今日も明日も

視界が消えて羊が増えると　いつも考える生まれた理由を

何を成すのが運命なのか　成すことだけが人生なのか

暗い暗い海の底から　見つからない答えを探し続けて

もがき続けている人生なのだ

青く輝く空を目指して

必死に背伸びを続けるあなたを

笑う誰かはいるのだろうが

私が笑うことはないだろう

あなたを

あなたが咲く未来を

見たいと願い続ける日々はもう辞めよう

どこまでも深い海の底でも

命を賭して私も進もう

波をかき分ける力も枯れて

前に進む足も壊れてしまった

一寸だけ先に広がる闇に

1つの希望も見えなくなろうと

だからなんだと声を上げよう

信じる未来に辿り着くために

胸の鼓動が止まるその時まで

私はあなたの隣に居るよ

生まれた意味など見つからないが

私はあなたと深海に咲く

深海に咲く