歌詞

あの日雨がそっと降って

君が背を向け歩いていく

「平気だよ」って目をそらし

どちらも嘘をついていた

何もないように笑う君

誇り守って　私もそうした

でも静けさに閉じた月日を

怖さに負けた理由はまだ分からない

もしかしてこの恋は

言葉がなければ続かないものだったの？

それでも今も見つけるの

どの歌にも　どの祈りにも　君の影を

君は今もこの胸にいる

世界が二人を遠ざけても

もう君が前に進んでいても

この想いだけは消えなかった

言うべき言葉　言えなかった

戻れない今悔やんでる

だけど君は今も

心にいる

君が新しい光を見つけたって

夜を共にする人がいるって

誰かに聞かれて　笑って答えても

仮面の奥で涙が落ちる

二人で歩いた街角も

同じカフェも　あの灯りも

でも椅子は変わってしまった

あの夢みたいに

若すぎたのかもしれないね

運命に抗う強さもなくて

でも愛は声なき真実

若き日の記憶に息づいてる

君は今もこの胸にいる

新しい道を選んでも

時間がすべて癒すと思ってた

でも消えないこだまがある

言葉さえ交わさずに終わったけれど

君の名前はまだここに

こだましてる

もし時を戻せたら

あの時　勇気を出せたのかな

それともまた手を離して

涙とともに落としたのかな

君は今もこの胸にいる

たとえ別々の世界にいても

すれ違った運命でも

あれはただの言葉じゃなかった

誰にも見せない深い場所に

君の欠片が今もある

君は今も

心にいる