Lyric

突然訪れた大雪のせいで

電車が止まってしまったらしい

手に持つ薄まったアイスコーヒー

スマホ片手に ぐっと飲み干し

「大丈夫？焦らず

気をつけておいでね。」

打ち込むと同時に

火をつけたライター

窓を見れば真っ白な街並みが見えた

どうやらまだまだかかるみたいだな

読みかけの本を僕は手にとった

いつもなら読書に勤しんでれば

時間なんてすぐに過ぎていくのに

気付けば時計ばっかり

見上げてしまい

「早く会いたいな」なんて言葉が

頭の中に飽和した頃

隣の席に誰かが座った

誰かじゃなくてそれは君だった

夜空で踊る星の下で

いくつも繋がる温もりの形

煌めくふたりの時間が

ずっとこのまま続きますように

３ヶ月ぶりに繋いだ君の手

伝わる温もりは僕の心まで

「冷たい人は手が

あったかいんだよ」

小さな意地悪のコミュニケーション

予約したお店までの道のり

すらも楽しいふたりの彩り

忙殺される毎日のこと

忘れられる今が愛おしいよ

「このまま時間が

止まればいいのに」

君が呟いたその瞬間に

同じこと僕も思ってた

でも恥ずかしくて

口には出来なかった

「なにそれちょっと

クサすぎない？」

相変わらず素直になれない僕

でも笑ってくれる君の横顔

眺める時間はずっと続いてほしいよ

夜空で踊る星の下で

いくつも繋がる温もりの形

煌めくふたりの時間が

ずっとこのまま続きますように

聖夜だろうと正直関係なくて

二人の時間過ごすための言い訳

でも理由をくれたサンタクロースに

大きな声で届けるメリクリ

この夜に救われる

たくさんのカップル

僕らもその中の一組のLOVE

でもきっと僕らが

一番輝いてるはずだよ

君もそう思うでしょ？

夜空で踊る星の下で

いくつも繋がる温もりの形

煌めくふたりの時間が

ずっとこのまま続きますように