天津甕星のジャケット写真

歌詞

玉梓

ThickFog

傷が見えた 血の滴るさま

肌の底 埋まった硝子は鈍い痛みを呼ぶばかり

妙薬(パナケア)を探すと言えば他人(ひと)は呆れて嘲笑(わら)う

それでも見つけに行く その傷を癒したいと心から願うから

余計な声なぞ聞き入れず 只前を向く

この地に夢百合が咲く頃 君の抱く痛みが少しでも癒えるよう

雪の夜にしたためる この玉梓を君に

届け あたたかな灯と共に

「舞え」「咲け」

もぎれた翼が再生(は)えなくても この背に乗せて昊(そら)を翔ばすから

これからも遠くへ行けるよ

八雲の͡箏を鳴らして君は僕らを育ててくれた 夢をありったけ与えて

その恩を返して生きるため 凍てつく地の上に

はじまりの一歩を今ここに

寒空の霧雪は 君が穏やかに微笑(わら)うから幸せに積もりゆく

恐れは感じない

只ひたすらに進んで この手に掴み取るから

「行け」「咲け」

  • 作詞

    桃胡雪

  • 作曲

    ZAKI

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埼玉県川越市発「あなたを覆う」ZIPANGメタルバンド・ThickFogが送り出す、
二作目のミニアルバム「天津甕星」。
インストゥルメンタルの曲を含めた全6曲で構成され、
お囃子の太鼓のリズムを使った「仁羽」や、
日本の祭りのひとつ・鎮花祭をモチーフとした「鎮花」など、
ますます「ZIPANG」を感じさせる楽曲が詰まったミニアルバムとなっている。

アーティスト情報

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