

ペトリコールとゲオスミン
二人の足跡
雨を吸い込んだ土の匂い
懐かしい記憶に包まれてゆく
心の何処かにぽっかりと空いた
多分今も何かを探してる途中
地上にはまるで前菜のような彩り
薫もみじの葉 まだ密かに残る秋
心をそっと暖かくしてゆく
慎み深いその眼差しで
見つめ合って
気持ちは溶け合って
二人は手を取った
でも今夜はもう姿は見えない
あなたのその面影映る場所へ
今なら走っていけそうなの
冷たい風を浴びた洋服に
風が教えてくれた今日生きてること
太陽は陰り雲行きは
怪しくなってもうすぐだよ
町中に肩寄せ合う愛の囁きは
どこまでも続いてく
永遠をかたどる橋
あなたも私もどこにいたって
この世界の一部でしょう
この場所が-100℃になっても
二人で白い息を重ねて
せーのの合図で姿を消して
静かな午後に
静かな午後に
はなればなれの二人がいたよここに
静かな午後に降り注ぐ雨粒
ペトリコールとゲオスミン
世界の片隅で
- 作詞者
空中世界
- 作曲者
空中世界
- レコーディングエンジニア
伊東 英州
- ミキシングエンジニア
伊東 英州
- マスタリングエンジニア
伊東 英州
- ギター
空中世界
- ボーカル
空中世界

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ペトリコールとゲオスミン (2025 Remastered)
空中世界
「ペトリコールとゲオスミン」
2017-秋頃 雨の日がきっかけでできた曲
音楽活動を始める前に作った楽曲のうちの一つです
今回改めて、2025 Remaster 版として歌を再録音しました。
この楽曲ができたその頃よく大学、バイトの帰り自転車に乗りながら歌詞を考えていた。ぱっと思いついたら自転車を止めては携帯のメモへ。15分で帰れる道のりが時には1時間以上になったこともあった。
そのとき、ふと茂みに目をやった
あたり一面綺麗な秋の彩が私の視界を覆った
落ち葉がまるで彩り豊かな前菜のようだと感じ
少し雨で湿り、ペトリコールを感じた
その時に一枚写真を撮ったことがきっかけとなった
2018年1月 初めての路上ライブ
まだ3曲しかない オリジナル曲を握りしめて
大阪駅に立ったとき、この曲には本当に助けられた
改めて、ありがとうと言いたいです
「ペトリコールとゲオスミン」
雨が降る前、降った後のにおい
いつもすれ違う二人。
この"世界の片隅で"
隠された 愛の物語がたくさん存在している。
今か今かと待ち望み、まだ見ぬ世界に憧れ
恋焦がれている。人も宇宙も同じだ。
たくさん聴いてくださると嬉しいです。