

疲れた腰を下ろす公園のベンチ
足元に広がる赤茶色のカーペット
捲った袖を戻す腕は冷たくなって
枯れ落ちるまいと奮う黄昏の中
人は皆空虚な箱庭の中息をする
隣に感じる孤独は自由とすり替えて
突然訪れる乾いたそよ風に
彩った飾りは枯らし落とされた
零れ落ちる偽った威勢が一粒
頬をかすめた風に薫る秋の訪れ
ふいに全て虚しく見えてしまう
暮れていく空に重ねて
還る場所に背を向けてどれほど経ったろう
時が経った鐘の音はあの頃のまま
変化する自分がふと嫌になる風が吹く
寂れた古いアルバム「あの頃はまだ…」
いつか見たあの空は今よりずっと優しくて
本当にこの空と同じかわからなくなって
迷いの中でふと駆られた望郷の念
熟れていた想いは枯れず鮮やかで
別れを告げたあの街は今でも待ってる
若き勢いに身を任せ意地になった心に
吹き込む秋風が運んだ郷愁
零れ落ちる偽った威勢が一粒
頬をかすめた風に薫る秋の訪れ
ふいに全て虚しく見えてしまう
暮れていく空に重ねて
- 作詞者
廣岡 璃久
- 作曲者
廣岡 璃久
- プロデューサー
いたづら
- ギター
いたづら
- ベースギター
いたづら
- ドラム
いたづら
- ボーカル
いたづら

いたづら の“秋麗”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
秋麗
いたづら
- 2
碧 (acoustic ver.)
いたづら
アーティスト情報
いたづら
高校時代を共にした音楽仲間3人が、大人になって少し形を変えて再結成。 あの頃の僕らと今の僕らが合わさった新しい形「いたづら」 いたづらでアンニュイな世界を表現しています。
いたづらの他のリリース