歌詞

指でぼかした輪郭

涙は拭いてあげない

見えづらいように

見させないように

浸る余韻にピーカブー

喉元に沿うナイフ

聞こえないように

言わせないように

そう 一切無抵抗ね

受け入れる目 咲かせない芽

まだタネ明かしは無し

追う 信頼とうねりの園

爆ぜるモットーに 枯れる本音に

ただ冷める 意味は無い

衛星に引っ張られて

どこまでも浮こう

限られた思考の回路

生命を引きずったまま

どこまでが崇高？

未熟だらけのファントム

土で濾過した品格

愛なら撒いてあげたい

生きていけるように

死なせないように

光るコインは神託

耳元で幼い台風

散らかした夜に

先の割れた箒

もう一体何度目の

世間体とか 理屈なんかに

怯えて立つこのレール

等身大の棺桶を

撫でる指先 果てる銀河

まだ見ぬ誰かのせい？

衛星に引っ張られて

どこまでも不幸

故に乾涸びた大脳

丁寧に引き裂かれて

余計な音はミュート

落ちた果実の邂逅

ねぇ 待って背を向けないで

枝分かれの次元 私はずっと迷子

何てことない傷が

歪む夢の先

永遠をもっと

衛星に引っ張られて

どこまでも浮こう

設けられている最期

生命を引きずったまま

ここからだずっと

沈みはしない太陽