二十代 大人
渡される引導
輝く「宝石の十代」は昨日
覚えたばかりのアルコールを信仰
ボロボロにされてく肺と肝臓
懐かしい日々の思い出は最高
けど寄ってたかって食い荒らす最期
跡形もなくなっちまえば僥倖
身をやつし壊し
滅びていくまで
三十代なれば俺はどうなる?
いわゆる大人になれる気がする
けど十歳の俺の瞳が捕える
二十歳の姿はあまりにもだろ
よく言ったもんだよ
Time will tell
教わるのはいつも惨めさばかり
慰めるなんて言葉を探す
その先ばかりが昔と違う
繰り返す日々と回る季節と
縋り付く過去に麻痺している
十年後にはどうなってんだろうなって
考えてもみる
繰り返す酒に酔いが回って
俺の感覚が麻痺していく
十年後も変わりゃしないんだって
多分
変わらない季節
何度来ても
暑いままで
変わっていくのは
俺だけだ
夏の夜空
花が咲いて
見上げている
影の群れが
いつの時も
変わらずただ
そこに在って
時を戻す
季節だけを
取り残して
僕らいつか
大人になる
同じ夜空
見てた僕も
夜空仰ぐ
あなたも
一回りする季節の間にさ
一体どれだけ大人になれたんだろうね
変わったことといえば酒を飲むようになったことくらいで
それで変われたって言えんのかな
体ばかり歳をとって
いつか心を置き去って
いつまでも十代の夢に惑わされるくらいなら
消えてしまったほうがいいのかもね
打ち上がる花火みたいにさ
- 作詞
ヤマザキ
- 作曲
Ramhead
Ramhead の“花火”を
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