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深い海の底へ、
静かに沈んでゆく鯨。
誰にも知られず、
誰にも拍手されず、
巨大な命は闇へ溶けていく。
けれどその終わりは、
終わりだけではなかった。
骨に群がる小さな命、
暗闇で芽吹く微かな呼吸。
ひとつの死が、
深海の未来を灯していた。
鯨落ち。
それは孤独ではなく、
最後まで世界を生かし続ける
静かな優しさ。
光の届かない場所でも、
命は誰かを支えている。
まるで、
言葉にならなかった愛みたいに。
昔、人は火を手に入れた。 やがて鉄を知り、空を飛び、 ついには星を見上げるまでになった。 だが―― 便利になった世界で、 人の心は少し迷っている。 地球は熱を帯び、 争いはまだ終わらず、 街の灯りの中で ひとり静かに生きる者もいる。 強くなることは出来た。 だが、優しくなることは まだ途中なのかもしれない。 いま人類に問われているのは、 どこまで行けるかじゃない。 どんな世界を残すのか。