

夜露の残る草原を抜けて、
静かな風が荷物を揺らしていく。
焚き火の跡だけがあたたかくて、
昨日までの時間をまだ覚えていた。
眠ったままの小さな宿屋に、
朝焼けの光が差し込みはじめる。
旅が終わった気がしていたのに、
胸の奥ではまだ何かが続いていた。
失くしたものを抱えたまま、
人はまた歩き出していく。
朝焼けのセーブポイントで、
もう一度だけ空を見上げた。
終わらなかった昨日ごと、
ここからまた歩き出していく。
朝焼けのセーブポイントで、
少しだけ荷物を軽くした。
辿り着けなかった場所より、
ここまで来たことを信じたい。
欠けた剣も傷だらけの地図も、
置いていけるほど強くはなくて、
それでも抱えたまま進むことを、
ようやく選べる気がしていた。
遠くの丘に残る光を見て、
誰かの名前を思い出している。
戻れない場所が増えるたびに、
新しい朝も増えていく。
旅の途中で失くしたものが、
今の自分を作っていた。
朝焼けのセーブポイントで、
まだ消えない星を探していた。
昨日の涙も迷いも全部、
次の景色へ連れていけばいい。
朝焼けのセーブポイントで、
止まらなかった時間を知った。
何も終わっていないように、
風がまた背中を押していく。
もしもまた遠くへ行けるなら、
今度は少しだけ笑っていたい。
旅の終わりを越えた先で、
ようやく見える朝がある。
朝焼けのセーブポイントで、
新しい地図を広げてみる。
失くしたものを忘れるためじゃなく、
ちゃんと抱えて進むために。
朝焼けのセーブポイントで、
もう一度だけ歩き始める。
あの日の続きを生きるように、
俺たちはまた旅へ向かう。
朝の風が吹き抜けたあと、
草原だけが静かに揺れていた。
- Lyricist
YxY
- Composer
YxY
- Producer
YxY
- Vocals
YxY

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