リバイバルのジャケット写真

さよなら 昨日までの

日々に縋った私よ

君には私じゃないと

ダメだと言って欲しいんだ

ふらふらと歩いたから

目移りばかり重ねて

社会の荒波とやらに

飲み込まれるのを待ってた

ゆらゆらと身を任せた

投げ込まれた浮き輪など

引き揚げられることも無く

息をするのにも疲れたよ

せめて投げ込むなら

白いタオルがいいなぁ

下には下がいると

安堵したのはいつからだ

そりゃ俯いてばかりいたら

目に付くよなぁ

さよなら 昨日までの

日々に縋った私よ

君には私じゃないと

ダメだと言って欲しいんだ

見上げた曇り空に

「君は気楽でいいなぁ

人目も憚らず涙を流せるなんて」

くらくらと歪む視界も

責任者不在のまま

同じ今日がまた来ると

本気で信じているのかい

こんなはずじゃなかったと

何度後悔してんだよ

かすれ始めた午前2時

句読点は付けられない

せめて1行だけ

せめて1秒だけ

さよなら 昨日までの

日々に縋った私よ

二度とは訪れぬ

「今」を歌にするから

大事に握ったままじゃ

錆び付いてゆくだけ

磨き方も知らずに

手放すのは惜しいから

見上げた曇り空も

薄日を吐き出してきた

「何が気楽なもんか」

笑われた気がしてた

  • 作詞

    池田 耕平

  • 作曲

    池田 耕平

リバイバルのジャケット写真

アバンdeモーダン の“曇天”を

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アコースティックデュオ「アバンdeモーダン」5枚目の作品。それぞれのソロ時代の曲を再アレンジした珠玉の10曲を収録。アコースティックの色気は残しながらもダンサブルな楽曲から始まりオーケストラ、ブルージー、インダストリアルなど意欲的なサウンド群となっている。
編曲からMIXまで一貫して手掛け、その手腕はより鋭さと柔軟さを増した。
「リバイバル」の名の通り原点回帰を終えた新たな「アバンdeモーダン」のサウンドがかつての曲に新たな命を吹き込んだ。

アーティスト情報

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