リバイバルのジャケット写真

命を無理矢理渡されて

早くも数十年

一緒に色々貰ったはずだけど

どこにあるんだろう

拾うに戻るにゃ遠すぎて

そのまま行くには惜し過ぎて

期待に満ちた眼差し

あまり詳しくは覚えてないけど

嘘を覚え駄々をこね始めて

甘やかして誰かを演じてみた

揺れる煙に

重なるあなたの理想

このままでいいとは

思っちゃいないけど

落としてきたものを

全て集めれたら

あなたは私の頭を

撫でてくれますか

一応毎日楽しく

過ごしてるつもりだけど

時々命をもらったことを

悔やんでたりする

何かを得るには何かを

手放さなけりゃならんと

そんな不器用な自分だからと

自己弁護してみる

ひとつひとつ嘘をついて

それを回収し損ねては

何も変わらない私を

ただひとつひとつひとつ重ねていく

あなたの優しさは

幾重にも重なって

独りよがり分かってはいるけど

少し欠けた十六夜の月が見つめる

何が答えか分からずに立ち竦む

陽炎のように蜃気楼のように

おぼろげながらも

確かに私は

主人公だと思い出す

脈打つ鼓動は

未だ止む気配はなく

生きろと言わんばかりで

独り咽び泣く

輝く落とし物らが私を見送る

ちゃんといつか拾いに戻ると

親指を立てる

一歩踏み出せば

もう夜が明ける

  • 作詞

    池田 耕平

  • 作曲

    池田 耕平

リバイバルのジャケット写真

アバンdeモーダン の“十六夜”を

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アコースティックデュオ「アバンdeモーダン」5枚目の作品。それぞれのソロ時代の曲を再アレンジした珠玉の10曲を収録。アコースティックの色気は残しながらもダンサブルな楽曲から始まりオーケストラ、ブルージー、インダストリアルなど意欲的なサウンド群となっている。
編曲からMIXまで一貫して手掛け、その手腕はより鋭さと柔軟さを増した。
「リバイバル」の名の通り原点回帰を終えた新たな「アバンdeモーダン」のサウンドがかつての曲に新たな命を吹き込んだ。

アーティスト情報

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