

世界が万華鏡みたいだった
回すたびに痛んだ心が
欠けていることも知っていたんだ
こうして幻想の手を取って
夜の闇に浸って沈んで
たった独りで絵を描いていた
今宵は満月 まるで飴玉のようで
指でつまんで 僕の口へ さあ、おいで
静寂の中 吹いた夜風は
猫の髭だけを揺らした
嫌いなものばかり増えていく
生きることに砕いた心が
満ちる日は二度と来ないのだろう
はじめは琥珀色だったのに
夜の色に染まってしまって
舐めると少しほろ苦いな
包み紙からこぼれ落ちたような
滲んで消えそうな光たち
たった独り 空に浮かんでいるよ
頬張って明日へ連れて行くよ
幻想の中 遊んでいいよ
だからもう寂しいなんて言わないで
『今宵は満月。猫がにゃーと鳴いた』
世界が万華鏡みたいだった
回すたびに痛んだ心が
欠けていることも知っていたんだ
こうして幻想の手を取って
夜の闇に浸って沈んで
たった独りで絵を描いていた
『たった独りで絵を描いていた。』
- 作詞者
山本いろは
- 作曲者
山本いろは
- プロデューサー
山本いろは
- レコーディングエンジニア
山本いろは
- ミキシングエンジニア
山本いろは
- マスタリングエンジニア
山本いろは
- グラフィックデザイン
山本いろは
- ギター
山本いろは
- プログラミング
山本いろは

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猫と満月 (feat. 初音ミク)
山本いろは
満月の夜、猫が鳴いた。
欠けた心を抱えたまま、幻想に沈む。
轟音の海で描く、孤独と微かな祈りのロックバラード。



