Kuquliのジャケット写真

歌詞

檻と残像

Kuquli

始めから壊れていた

帰り道 雨が降った

夜明けまで探しては

疲れ果てて眠っている

名前もない夜の縁

絡まった指と指

カーテンをすり抜けた

街の音が紛れていた

外れた軌道の先で

止まったままの時間を

薄れて消える前に

巻き戻し聴いている

いつもそれは 隠れていて

ずっと 見逃してばかりで

微睡み 白昼夢 彷徨って

今更手を伸ばしてしまうよ

「スピードをあげて

もっと遠くへ

バラバラになっても

連れていって」

離れ続けていくよ

そして いつか 見えない

錆びたブランコを漕いで

重力に逆らって

いつもそれは 隠れていて

ずっと 見逃してばかりで

微睡み 白昼夢 彷徨って

今更手を伸ばしてしまう

記憶の海に溶け出した

物語を読み返した

触れようとしても

ここには無い

残像だけが焼き付いている

  • 作詞

    Kuquli, 髙橋 良輔

  • 作曲

    Kuquli, 髙橋 良輔

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アーティスト情報

  • Kuquli

    2024年、髙橋良輔(eleki, ex.ORANGE HEADS PRODUCTIVE, ex.Flower Noise)を中心に東京で結成。 幅広いインディーロックに日本語の詩を乗せたロックバンド。 2024年5月に1st Album「Kuquli」を発表。 80・90年代のインディーロックを彷彿とさせるサウンドが一部の愛好家から好評を得る。 同年6月にはピアノを取り入れたシネマティックなスローチューン「ミキハウスにて」を1st Singleとして発表。前作とは違った方向性を提示した。 2025年1月、2nd Album「Bouquet」を発表。 霊が見えてしまう4人の友人達の証言を元に書かれたポストハードコア「Ghosts」、退廃的な世界観を持った4つ打ちのポストパンク「喋れない天使」、リバービーな爆音シューゲイズポップソング「Kill」、メランコリックでリリカルなアルバムタイトル曲「Bouquet」、額から角が生えた男の奇妙な人生を切り取った「一角」、アンビエントテクノとレゲエを混ぜ込んだ浮遊感漂う「Dawn」、焦燥感を描いた疾走するロックチューン「Cogito Ergo Sum」などの個性的な楽曲達を収録。 更なる創造性と確信性を持ってバンド像を更新する。

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