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東郷清丸が、少年期〜青年期を過ごした実家のリビングにてひとりきりで制作した弾き語り作品。
2019年リリースの前作「Q曲」では10名以上のゲスト演奏者やエンジニア葛西敏彦氏らを迎え、ダンスミュージック・ワールドミュージックを取り込んだグルーヴィーなサウンドを追求。その翌年に世界的なパンデミックを迎え、同時に第一子が誕生。地球規模で急変していく社会と、新たな家族の成長する姿、マクロとミクロの両面からこれまでの価値観を揺さぶられる。
音楽とはなにか、歌とはなにか、自分とはなにか、という基本的な問いに向き合うように、心穏やかに過ごせる実家のリビングで、素朴な音像のギター弾き語りアルバムが完成した。
ただ生きて働いていることへのよろこび、あたらしい世界への憧憬、取り残されていくものへの名残惜しさ。最低限まで絞られた音数とリズム、時折重なる声のハーモニーで繊細に織り上げている。