歌詞

彩(いろ)のない視界の端から

見付けたモノはあるのか

重ねた筆の先 今透明な儘（まま）で

際もない雲の影さえ

誰かも分からないのに

言葉にして閉じ込めたの 藍で愛を

踊る踊る このときだけ

ネガイネガウ 羨望さえも

ひとつにして 混ぜ合わせ

空に投げた今

叫ぶ叫ぶ みえなくても

焦がれ乞うの 色染めて

終わりから つま先が 撫でる君を

伸ばした手のひら 滲む確かな色

その淡く広がって変わる モノクロの視界を

彩やかに染めてく 君と僕の指先

花に見る 奏でてく 明日を薫る

夢に羽ばたく

暗く暗く 1人だけで

咲いて咲いた 音の雫を

ひとつにして 重ね合わせ

シグナルを鳴らす

泣いて泣いて なにもなくて

未完成の世界でも

始まりから 朝を待つ 肌に煽ぐ

繋いだ手のひら 翔んで遥か向こうに

その青く澄み渡る海を知る 微かな感触

彩やかに輝く 季節呼んで瞳に

風に舞う 彼方へと 未来信じ

永遠に羽ばたく

初めて出逢った不透明な世界で

誰の言葉も聞こえないふりした

1人でも出来ると思っていたんだ

気付いて 見上げた 走る 声に

彩のない視界の端から

見付けたモノを掴んで

言葉にして離す前に 空いを飽いで

伸ばした手のひら 滲む確かな色

その想い溶けだして変わる 呼吸ごと全部

彩やかに染めてく 世界を抱きしめた

春が咲く 雲に舞う 明日を薫る

夢に羽ばたく