

赤の残響
赤の残金前で 息をしてる
私の鼓動だけ やけにうるさい
一攫千金 それだけだった
赤い光が 瞳に刺さった
最初はうまく いった気がして
勝てる理由を 口紅みたいに塗った
増えた数字が 正義みたいで
欲が拍手で 耳を塞ぐ
もう少し もう少し
理性の鍵を 闇に落とした
負けたくない
負けられない
負けるのは あり得ない
その言葉が鎖になって
喉の奥を 締め付けた
ねえ なんで
努力と結果が 繋がらない
積み上げた夜が 音を立てて
崩れてく 崩れてく
赤の残響 赤の残響
失敗だけが 胸で鳴る
負けを認めたら 終わりだって
自分で自分を 追い詰めた
笑えない 眠れない
赤い街の底で 立ち尽くす
思い出すのは 別の夢のこと
歌い手になりたくて 上京した夜
ネオンが血みたいに 濡れて見えて
希望だけが 痛いほど眩しかった
オーディション会場 白い蛍光灯
番号札を握る 汗の手のひら
「次の方どうぞ」
その一言で 世界が細くなる
才能もあった 努力もした
喉が潰れるまで 歌った
だけど落ちる また落ちる
笑顔の裏で 何かが剥がれた
それでも私は やめきれず
“次こそ”だけで 夜を越えた
そして今 別の舞台で
同じ痛みを 繰り返してる
辞めたい
消したい
全部なかった ことにしたい
なのに夜は 容赦なく
朝を連れてくる
勝ちたいよりも 怖かった
負けた私が 嫌だった
人混みに混ざって
心だけ 赤く滲んだ
置き去りの夢が
胸の奥で 鳴り続ける
それが 赤の残響
それでも 終電の窓に 映る顔が
まだ生きてるって 言ってる気がした
コンビニの灯り 湯気の立つカップ
指先に戻る わずかな熱
既読ひとつ 短い「大丈夫?」
画面の向こうの 身近な笑顔
勝てない夜でも 息はできる
命があるなら やり直せる
赤の残響の その奥で
小さな光が 消えずにいる
出会わなければよかった
そう言いながら
…ありがとうって 小さく言えた
赤の残響の中
まだ ここにいる
- 作詞者
鷹姫あおい
- 作曲者
鷹姫あおい
- プロデューサー
鷹姫あおい
- ソングライター
鷹姫あおい
- その他の楽器
鷹姫あおい

鷹姫あおい の“赤の残響”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
青く高く跳べ
鷹姫あおい
- 2
銀河航路人
鷹姫あおい
- 3
宝石の羅針盤
鷹姫あおい
- 4
赤と青の花火
鷹姫あおい
- 5
ようこそ黄金郷
鷹姫あおい
- 6
あきらめないで、まだ途中
鷹姫あおい
- 7
白のリバーサル
鷹姫あおい
- 8
金色のエリオット
鷹姫あおい
- 9
カウンターパンチ
鷹姫あおい
- ⚫︎
赤の残響
鷹姫あおい
アーティスト情報
鷹姫あおい
鷹姫あおいの他のリリース



