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誰かが指揮をとるみたいに
教室を巻き込むあの空気
私は何も言えずにただ、俯いた
ぐっと悔しさ飲み込んでも
しょっぱい味で吐き出しそう
机に落ちた水たまりは腕で隠す
夏雲が長い休みを連れてくれば
最低な日々を忘れられるかな
一心に
泣いて泣いて生きて
鳴いて息をして
7日しか寿命がなかろうと
ギリギリだって気づいて欲しくて
泣いて泣いて生きて
鳴いて息づいたって
秋季には声失くしてしまう
蝉の後追ってしまいたくなるんだ
耳塞ごうとも繰り返す
たった二文字その言葉は
いとも容易く胸を裂いた、深く深く
すぐに多数決取りたがる
大人は我慢を正義と言う
私は大人の犠牲になるくだらないや
新しい季節を蜩が告げれば
最低な日々又、始まっちゃうじゃないか
一心に
泣いて泣いて生きて
鳴いて息をして
7日の期限が迫ろうとも
集団の中で見つけて欲しくて
泣いて泣いて生きて
鳴いて息づいたって
秋季を怖がる私は
夏に紛れて鳴く蝉みたいだ
蜩が声を失くしてしまう季節に
どうしたって明日に絶望してしまうんだ
多く票の入ったほうが正解の群れから
逃げ出すことが我儘じゃないなら
一心に
泣いて泣いて生きて
鳴いて息をして
やけに青い空見てたらふと
気づいて欲しいと手を伸ばしてたんだ
泣いて泣いて生きて
鳴いて気がついた
我慢の日々は正義でもなく
逃げ出すことで明日を生きられるんだ
蜩鳴きだすと思い出す
たった二文字その言葉は
片時も忘れたことはない
それでも生きていく
- 作詞
RIJU
- 作曲
RIJU
- プロデューサー
DAL
- ボーカル
RIJU, DAL
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