歌詞

雪解けたこの胸に　残されていた

冷えきった　水溜まり

白く綺麗なままでいたかったよ

叶わぬ思いが一滴

季節が仇になって

君がぬくもりを探してたあの時にもう少しだけ

素直になれてたら…

曖昧な冬の合図とか

真面目に待ち続けてた　私をよそに

特別な想い　瞼に光らせて

君を奪ってく　寒空の太陽

こんなはずではなかったのに 後悔先立たず

今は　ただ酷く凍えては長い夜を越えてさ

イルミネイト　光る通りで

ふたりきり　デートできたらなんて

何万球　灯るこの幻想は　私の願い

季節が背中押して

君にぬくもりをあげようとあの時も　そのまた次も

素直になれなくて…

曖昧な恋の合図とか

奇跡を待ち続けても　意味はなかったね

特別な時を　静かにしたためて

届けられぬまま　溶けてゆく

誰よりも近くで　見つめられることが

こんなに辛くなる日が来るなんて

まとわりつくマフラーの下で

そっとつぶやいた

「好きだった」

ふたり 曖昧なまま溶けていくね

真面目に待ち望んでた　私ひとりで

知らぬ間に　そっと重ねた唇の色に染まった

君はもう…

その横顔は　知らない人のようで

その指先も　知らない温度で

その足音が　知らない場所まで