

0から1を生むことに
取り憑かれたように
泥だらけの靴と
黒いアゲハを川沿いに
もう一度 触れてほしいと
願うばかり ICと自販機
公園の大木の影で不審な挙動
踊る午後1時
なあ、これからさ、
どうしようか、とか……
笑うたび 思い出が 始まる日
見上げた空は少し晴れていた
夏の青苦い香りは鼻をつき
汗がひどく張り付いたけど
風は靡いてた 濁流の間に
枝分かれた木の棒が
それを叩くたびに十色の音が鳴り
時間は止まらなかったけど
明日も覚えてた 五人目の彼を
ナツアカネが過ぎる 広い
澄み渡るこの田に
切り裂くようにひとつ
通り畦が伸ぶアスファルト
寄り道をさせてほしいと
言えぬ日々に 魂の切り売り
少しでも こうやって歩いて
ちょっとした幸運を見つけていたい
見上げた空は曇り空だった
これはあの夏の始まりの序章に
つけた傷は深かったけど
それもまた増えた思い出のうち
枯れた花を撫でていた
水に石を投げた
プルタブを開けた
いつの間にか切れていた
唇の赤色が
見上げた空にひどく焼きついた
夏の青苦い香りと
生温い汗が服に染み込んだけど
風が後押した 濁流の間に
枝分かれた人生を
それぞれ行くたびに十色の音を生み
時間は止まらなかったけど
明日も覚えてた 五人目の彼を
- Lyricist
Don't Use Instrument
- Composer
Don't Use Instrument

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