脳内オリンピックのジャケット写真

歌詞

藤色の風

稲垣 藍佳

長い長い雨 厚く暗い雲

風が連れてくる

弓を携えて 風を討ち払え

月が笑う

陽の光が途絶え 枯れゆく草木

風に靡き 傾く小さな街

その怒りに震える手 照準を見失い

矢は闇雲へと消えていく

空 暮れゆく

討てども

藤色の風 たゆたうばかり

見据えるべくは遠く終わりなき戦いの末

願い叶う その日まで

風の歌が 街に流れ 飲み込む

小さな矢に 灯火が宿り出す

炎はまた吹き荒ぶ風の懐に

静かに狙いを定めていく

今 燃えゆく

射抜けど

藤色の風 勢い増して

風鳴りが空揺すり閉ざされた調のように

この鼓動 襲っても

炎はやがて

黄金の風 幾千の矢で

見据えるべくは遠く終わりなき戦いの末

望み届く その日まで

  • 作詞者

    稲垣 藍佳

  • 作曲者

    Ari

  • ミキシングエンジニア

    Ari

  • ギター

    Ari

  • ボーカル

    稲垣 藍佳

脳内オリンピックのジャケット写真

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シンガーソングライター・稲垣藍佳が、初のフルアルバム**「脳内オリンピック」**をリリースします。既発EP「白詰草」「Change Change Change」からの再録曲に加え、新曲3曲が追加収録。
新曲は、青春を人魚に例えた煌びやかな「人魚」、夏の終わりを歌う「ひとなつ」、梅雨の中で悪戦苦する戦士を描いた「藤色の風」の3曲。
ジャケットは稲垣藍佳自身が描き下ろし、彼女の**賑やかな「脳内」**を表現。集大成であり挑戦作となる一枚を、ぜひお聴きください。

アーティスト情報

  • 稲垣 藍佳

    シンガーソングライター、稲垣藍佳は、その多才な才能で聴く人を魅了するアーティストです。作詞・作曲はもちろんのこと、絵描きや声優としても幅広く活動し、彼女にしか生み出せない独特の世界観を表現しています。 彼女が生み出す楽曲の魅力は、なんと言ってもその歌詞にあります。ファンタジーからシリアスなテーマまで、フィクションの世界を舞台にした物語が紡がれ、聴く人の想像力を掻き立てます。一度聴いたら忘れられない、心を揺さぶる言葉の数々は、彼女の紡ぎ出すメロディーと相まって、唯一無二の体験を与えてくれます。 また、稲垣藍佳のもう一つの顔が、コミカルでポップな独特の絵です。まるで絵本から飛び出してきたかのような温かみのある絵は、彼女の音楽の世界をさらに豊かに彩ります。実際にアルバムのジャケットも自身で手がけるなど、その表現は音楽の枠を超えて広がっています。 神奈川県溝の口を中心に、首都圏近郊で精力的に活動している稲垣藍佳。彼女のライブパフォーマンスは、音楽とアート、そして物語が一体となった、まさに“体験”と呼べるものです。ぜひ一度、彼女の創り出す魅惑的な世界に触れてみてください。

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