

僕は幻をみている
吹いたら飛んでく幻を
記憶が覚束ないまま
時間だけがすぎる
あなたの顔は
あなたの鼻は
あなたの口は
あなたの指は
定かではない記憶の話
ある朝の階段を下る
足が覚束ないまま
終わりだけが近づく
あなたの服は
あなたの靴は
あなたの髪は
あなたの声は
最初に忘れてしまうんだろうな
曇り空が広がる
あの街がずっと見えていた
幻想だなんて言われても
僕はきっと疑わずに信じてしまう
待たずに忘れてしまうんだろうな
微妙に暗い瞼の裏とか
狭い部屋で鳴り響く音楽とか
きっと、そんなにさ時間はないんだ
あなたの人生を覗き見
見えないってことだけわかるのも
こことは違う世界線でも
初夏の匂いがする
私の眼をぼやかせる
この霞はもう後の祭りだ
いつか忘れてしまうんだろうか
最初に忘れてしまうんだろうな
とうに雲が退いていた
あの朝がずっと見えていた
幻想だなんていわれても
僕はきっと疑わずに信じてしまう
待たずに忘れてしまうんだろうな
微妙に懐かしい匂いとか
吹かれていたら
泣いてしまう風とか
忘れたら悲しいくせに
歌にしなければ忘れてしまいそうな
僕の定かではない
ゆめの話
- Lyricist
Hazz
- Composer
Hazz

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Just a dream
ASAUMA