Lyric

乾いた風が　耳の奥で

小さなノイズみたいに騒がしくて

忘れたはずのフレーズが

急に　声を上げる

触れずにいた理由を

ひとつずつ並べても

今の僕を守れる

答えにはならなかった

AKKELOY STAY

無理に笑う君のこと

ちゃんと見てたよ　何度も

気づかないふりしてたのは

僕の方だった

灯らないままでも　歩いてきた

不完全な地図を　信じてきた

誰も見てない場所で　こぼれた涙を

やさしく　拾い上げるように

今はまだ　うまく言えなくても

傷だらけのまま　抱きしめた夢が

いつか光になれるって

本気で　思ってる

時計の針が　急かすように

胸の中の迷いを煽る

「間に合わないかも」って

その一言が重すぎて

立ち止まる理由は

山ほど言えるけど

「それでも行こう」っていう声は

誰もくれなかった

BAKKENAI STAY

君がくれた不器用な言葉

それだけが　救いだった

まだ先は見えないけど

進めそうな気がした

灯らないままでも　信じたんだ

答えなんてなくて　よかったんだ

遠回りでもいい　君の名前を

心の奥に　ずっと灯して

何も持たず　転がるように

あの日から　走り続けてきた

それが無意味じゃないって

今なら　言えるよ

何を失っても　なくしたくない

誰にも見せない　本当の声

嘘でもいいから　届いてほしい

“ここにいるよ”って

灯らないままでも　生きている

繰り返す夜も　意味を持つよ

誰かの優しさに　甘えられなくても

心だけは　空に向けたまま

明け方の風が　頬をすり抜け

名前も知らない朝がやってくる

それでも　僕はここにいる

消えないままで