Lyric

悲しみ一つ飲み込めないで

何処に行くの　何処に行くの？

始まり一つ噛みしめないで

ここに居るの　ここに居るの

ねえ

新しい夢があるなら

昔の夢はどこへ行くの？

瞼の裏だけ見える景色に

斜陽の憂い　夢の影

首を絞める言葉言ったって

躁感じる湿る感情に　ぶら下がってて

嫌になるほど網膜に

焼き付けた幸せなんだったら

何故、何も見えないんだよ

あの日見た映画のようにはなれないけど

ただまっ逆さまにて　このままだね

染まり切った　口塞いだ

何もいえないなら　黙ってて

哀れな空に青が滲む

軽薄な感性に孤独と化した孤高が朽ち果ててく

幸せ一つ感じれないで

ここにいるの？孤高にいるの？

皺寄せ一つ受け止めないで

どこへ行くの？

どこへ行くの？

ねえ

新しい夢があるなら

昔の夢はどこへ行くの？

瞼の裏だけ見える景色に

錯覚しただけ　それでもね

幸せを遠くに置かなきゃ

走れなくて

誰かのふりして生きていても

分かりきった　その不安に

のたうち回る愚かなファニー

錆つく言葉でマイクにキス

形骸の音の果てに

苦しめた沈黙を飲み込んでる

隣できれいに咲いている

眩しいくらいに

呪いとしてでいいよ隣にいて

醜くって歪だったものほど愛しく

あの日見た映画のようにはなれないけど

ただまっ逆さまでも　このままいて

染まり切った　口塞いで

何もいえないけど　笑ってて

触れた優しさが悲しいから

読みきった　短編集

絡みきった　エンドロール

終わらない　アンコール

鳴り止まない感性に口を噤む