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雨上がりの午後の映画館で録音されたような楽曲です。
上映前から聞こえ続けるポップコーンの音。
誰かが後ろの席で映画を待っているはずなのに、その存在だけが最後まで確認できません。
スクリーンの光。湿った半券。空席のままの座席番号。場内アナウンス。
現実的な風景の中に小さな違和感が積み重なり、気付かないうちに別の場所へ連れていかれます。
メランコリックなシティポップとローファイ、映画館特有の残響と古いVHSの質感が重なり、夢と現実の境界を静かに曖昧にしていきます。
これはホラーではありません。
最後まで理由が分からないまま残る記憶についての楽曲です。