たたんだままのジャケット写真

歌詞

たたんだまま

Tucci Rain

紙袋から出した 白いシャツを

もう一度そっと 畳み直す

窓の外は静か 音ひとつなく

「返さなきゃ」と思うのに 手が止まる

時計の針が 2時を過ぎても

電気を一つ 消して過ごす

迷ってなんかいない はずなのに

白いシャツは今も たたんだままで

本当は少し 触れていたくて

「大丈夫」って言った声が 少しかすれた

隠していたものが 不意に見えた

同じ場所に置いた 紙袋のまま

開けることもせず 玄関に立てて

彼の匂いはもう 薄れたはずなのに

時計の針だけが また進んでいく

白いシャツは今も たたんだままで

玄関の隅で 息をひそめてる

「大丈夫」って 何度も言い聞かせた

繰り返すほどに 本当に思えた

指先に残る 布の柔らかさ

何度も畳んで 何度も解いて

言葉にできなかった 想いだけが

まだここに 息をしている

白いシャツは今も たたんだままで

紙袋の中に そっと手を伸ばして

「大丈夫」って言葉が 喉の奥で止まって

指先だけが 本当を知ってた

たたんだまま

たたんだまま

まだ 少しだけ

  • 作詞者

    Tucci Rain

  • 作曲者

    Tucci Rain

  • プロデューサー

    Tucci Rain

  • グラフィックデザイン

    Tucci Rain

  • ソングライター

    Tucci Rain

  • プログラミング

    Tucci Rain

たたんだままのジャケット写真

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    たたんだまま

    Tucci Rain

Tucci Rainオリジナル楽曲20作目。前作19作目『深夜のコインランドリー』と同じ「白いシャツ」を軸に、今度は女性側の視点から一夜を描いた対作品です。感情を大きく揺さぶるのではなく、サビでだけほんの少し漏れる本音だけで届ける、抑制されたボーカル表現が特徴です。

アーティスト情報

Tucci Rain Records

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