歌詞

けったいな野望だ それじゃ人畜無害とりとめなんてないだろう

けったいな野望だ 貶してきた多くにかけがえもなかった

冒頭で語ったことは 見る影もなく捻じ曲がってしまった

完璧などなかった 妥協と夢のすき間がいい感じだった

遠い日 遠い目 遠い過去の結末

その題名が「今」

食い散らしたツキを 繋いで紡いで 命運の尽

愛情でさえも 火傷しがちだった

なすりつけてしまおう 自由を取ろう

煤の薫りの 不甲斐ない日々は

燻っていた身から出た錆の成れの果てだ

切札もなくなった 油でも差すか

痩せ過ぎたごみもよく燃えそうだ

恵まれていないという訳じゃないが

小まめに気休めを摂取しないと 手が震えてしまった

これで最後

積もる塵を掠め取る指 命運の尽

命運は好きに使った 初っ端から少し飛ばし過ぎた

失敗を呪った 際限があるなんて説明はなかった

期限が過ぎて 酔えない栄光

蓋を開けて もぬけた希望 残骸の山

替えの効かない手札

落ちた灰と黒ずんだ指 命運の尽

命運の手綱を握って やっとこさ俺の人生たりえた

横槍の入らぬよう まずそこに釘を刺したのが悪手だった

等しく悲しみを背負うように 賜るのが運命ってやつだろう？

楽しい事だけじゃバグってしまうから 抜け駆けはしたらいけないんだろう？

いけないんだよ 絶対いけないんだよ

けったいな野望だが 最もらしい解はそれしかないと悟れた

飲み込めなくても 身に余る望みでこの身に染みていた

計算が甘かった この手持ちで高望みなんてもう意地だった

たかが気休めに 安易に払っていい対価ではなかった

絶対とかないんだろ？ 諦めるにはまだ理由が足りていないんだよ

行く末は未知だった 誰一人として知る術などなかった

遠い日 遠い目 遠い過去の約束

その題名は「夢」

食い散らしたツキを 繋いで紡いで 命運の尽

食い散らしたツキを しゃぶって縋って 命運の尽

この手に残ったものは 出過ぎた野望と 少しの時間と 命運の尽