

この夜の呼吸をひとつ分けて
濡れた路地裏に声が落ちた
光と影の間で踊る
恋と嘘とありふれた真実
蝋燭の炎が震える部屋で
喉の奥甘く疼く声
煙草の煙が指を撫でる
嘘と真実が混ざる夜
銀のピアスが月をひっかく
黒いドレスは罪のよう
抱きしめた温度の裏側で
花の香りがこぼれてた
通り雨に濡れた瞳
ひとつの嘘で世界が揺れる
愛と欲望の境界線
踏み外す音が美しくて
赤い脈が揺らぐ
街角のノイズ
雨粒が一拍ずつ拍を刻む
正解なんて初めから無くて
息を吐くたび名前を失う
指先で触れた世界は淡く
溶けた声が夜に沈む
真夜中の心臓はうるさすぎて
時計の針が嫉妬してた
遠回しな愛なんて知らない
でも真っ直ぐはもっと怖い
曖昧なこの瞬間だけが
ほんとの自由みたいで
欠けた月がまばたきする
涙でもない水を流す
歌にならないこのフレーズが
俺の名前を裏切っていく
首筋に雨が落ちるように
心臓を撫でる沈黙
痛みの温度を数えては
まだ知らない影を抱く
灰色の灯りが傾く
時計が嘘を覚えた夜
過去も未来も邪魔になる
今だけが生き残る
空っぽのクチビルにトゲのある呼吸
甘い毒だけが真実
白い光を拒んだ影が
静かに骨を撫でる
涙じゃない液体が
頬を滑るたび
名前も感情も捨てて
歌だけが残る
遠回しな愛なんて知らない
でも真っ直ぐはもっと怖い
曖昧なこの瞬間だけが
ほんとの自由みたいで
欠けた月がまばたきする
涙でもない水を流す
歌にならないこのフレーズが
俺の名前を裏切っていく
ビルの隙間から落ちた光
人間の形をしてるだけ
感情は排水溝に落ちた
拾わなくても回る社会
赤信号がやけに優しく
俺だけを照らしてる
完璧に壊れた街が
今日も美しい
遠回しな愛なんて知らない
でも真っ直ぐはもっと怖い
曖昧なこの瞬間だけが
ほんとの自由みたいで
欠けた月がまばたきする
涙でもない水を流す
歌にならないこのフレーズが
俺の名前を裏切っていく
- 作詞者
Sway City
- 作曲者
Sway City
- プロデューサー
Sway City
- レコーディングエンジニア
Sway City
- マスタリングエンジニア
Sway City
- バックグラウンドボーカル
Sway City

Sway City の“自由のかけら”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
自由のかけら
Sway City
アーティスト情報
Sway City
埼玉県越谷市発。 夜の路地裏とリアルな日常をビートに刻む、覆面ラップクルー「NORTH FACE TOKYO」。 顔を出さず、名前も明かさず、 “声とリリック”だけで自分たちを証明する匿名集団。 90’sのBoomBapと現代のChill/Trapを独自にブレンドし、 地元・埼玉の空気と等身大の感情を、 文学的かつストリートな言葉で吐き出す。 SNSやバズ狙いではなく、 仲間、孤独、地元、夜、欲望―― この街に転がる「全部」を、ビートに刻む。
Sway Cityの他のリリース



