夕暮れの散歩道 一つ目の角を曲がれば
思い出が降り積もる 小さな三角公園
ひとりきりのベンチで 東の空を見渡せば
ギラギラと輝いた 雪化粧の香春岳
そびえる山よ 吹き抜ける風よ
少しだけ目を閉じて 過ぎ去りし記憶をたどる
古ぼけた学び舎の 優しい木漏れ日の下
窓際の机から 紙ヒコーキを飛ばした
追い風に煽られた 不器用な折り紙は
バカデカイ夢乗せて 高らかに舞い上がる
下校のチャイム 飛び出す教室
晴れ渡る時の空 約束のアジトへ走るよ
夕食の匂い ママの声 紅い空に変わる
そう 時は止まずに 友との別れを告げる
PM5:00のサイレンが鳴り響き クローズが飛んで行く
黒いダイヤの眠る町
この町で産声あげて この町で育まれ
この町の太陽に 照らされて今日まで来た
そっとまぶたを開き 立ち上がり深呼吸
あの頃の無邪気さに 少しだけ笑ったよ
白い吐息で 雲を吹き飛ばし
故郷を抱きしめる かじかんだ両手広げて
季節は巡り 変わりゆく 町を想いながら
もう 二度と見れない 景色は俺だけのモノ
少年時代の メロディーと夕焼けが 鳥尾に消えて行く
ひとり歩きの帰り道
黒いダイヤの眠る町
- Lyricist
ASHiBE
- Composer
ASHiBE
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KUROIDAIYANONEMURUMACHI
BLANKS