明滅する信号機は
先のない道へ進もうとしている
凍傷を負った爪先から
先のない道へ進もうとしている
掻き壊した唇が
吹雪に濡れ、痛み、そして乾く
履き潰した偽善が
吹雪に濡れ、痛み、そして朽ちる
足が前に進まない
半目、呼吸を乱す
ただ一つの為だけに
襤褸の体は軋みながら進んだ
あとは壊死して眠るだけ。
明滅する信号機は
まるでうたた寝をしているように見えた
紫色の遺体の僕を
まるで嘲笑うかのようにも見えた
やがて雪に沈み込む
半目、呼吸が止まる
まだ進むと呟いて
襤褸の体はもう動かなくなった
あとは壊死して眠るだけ。
- 作詞
ダミン・オーカ
- 作曲
ダミン・オーカ
ダミン・オーカ の“あとは壊死して眠るだけ。”を
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- 1
朝を急くあの暁闇が笑う様
ダミン・オーカ
- 2
冷たい溶鉱炉
ダミン・オーカ
- ⚫︎
あとは壊死して眠るだけ。
ダミン・オーカ
- 4
採光計画
ダミン・オーカ
- 5
摘出
ダミン・オーカ
- 6
燃え尽きる
ダミン・オーカ
- 7
うそつき
ダミン・オーカ
- 8
yume de mata
ダミン・オーカ
- 9
かゆい
ダミン・オーカ
- 10
夕焼けが眩しかったから。
ダミン・オーカ
暴力的なまでの自己否定。
決して他人には向けてはいけない言葉を自分に対して使ってしまうのは、自分がどうしようもなく嫌いだから?
それともかわいそうな自分を誰かに心配してもらいたいから?
葛藤、自己犠牲、美しいものとの出会い、閉塞感、あらゆる体験をまるで認知行動療法のように綴っている。
チップチューンサウンドとそれに相反するように人間臭く生々しいドラムなど、オルタナティブなアプローチによって真新しさと不思議な懐かしさが同居する感覚を得てほしい。
アーティスト情報
ダミン・オーカ
オルタナティブロック系ボカロP。 幼少期からレトロゲームを熱心にプレイして8bitサウンドに影響を受け、携帯ゲーム機などで作曲を行っていた。ロックバンドを結成しギターとして活動する中でオルタナティブ・プログレッシブ・マスロックなどに傾倒していく。郷愁を漂わせるチップチューンを基本として、ギター・ベースなどの演奏も行う。攻撃的・大音量のドラム、複雑な転調や変拍子を用いて実験的な曲を制作している。
ダミン・オーカの他のリリース
LUCY LOVE records