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歌詞

山手線

Amami

間隔調整のために動かない車内の中でも

私たちの時間は刻々と過ぎていく

山手線の広告は人生の道標となる

私たちは転職し、給与を上げ、結婚し、マンションを購入し、

子供を産み、そして子供たちを進学塾に通わせ、

大学生になった娘が二重整形のためにバイトをすることを

了承しなくてはならない

まだ電車は動き出さない。

広告代理店は若くて顔が整った女性にのみ美しさを見出す

私たちはと言うと、

資本家のために心と体を手放した両手で日焼けクリームを塗り

真っ白な顔でオフィスに出勤する

銀色の街から溢れる日差しは、美しさを零した指先に似ていた

私たちは思春期を終え、ポカリスエットは飲めなくなったので、

固唾を飲んで生活を他人事のように見守る

感染症、政治不信、気候変動、

自らの手で壊されていく故郷の上で、

心を壊さずにサバイブするためのスキルを身につける

プレゼンテーション力、コミュニケーション力、ロジカルシンキング、

AIへの適応、

そして、幽体離脱

  • 作詞者

  • 作曲者

  • ミキシングエンジニア

    稲次 満朗

  • マスタリングエンジニア

    木村健太郎

  • ギター

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Amamiの1st EP

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