歌詞

乱雑なシーツの隙間に

下着を見つけて君は笑う

気恥ずかしさを誤摩化して

僕は休む理由なんか考えてる

マフラー引きずって

朝の商店街を曲がる

君のヒールの音が

眠そうな街を跳ね回ってゆく

駆け込んだ二号車は

いつも通り空席は無し

「鍵かけたっけ？」

「でた、心配性」

白い目で見られても息を切らし笑う

15分前まで裸だったふたりは

いま電車に揺られている

曇る窓に透ける蒼い風景と

赤らむ頬 2月の匂い

いつか忘れてしまうであろう

何の変哲もない月曜の朝

珈琲の香りで

なし崩し的に午後は始まる

雨のピークも過ぎ去って

君のトレンチコートを探す

会うための口実も

無理に作らなくなって

「それは“愛”に変わる

前触れでしょう？」

わかったような言葉も

今はまだ関係ない

頑なに怖いもの知らずのふたりは

夢中で抱きしめ合ってた

健全な未来予想図はいらない

ただ淫らに堕ちていたい

その柔肌を照らすのは

窓から漏る悲しげな月灯り

大胆な君の口づけ

寄せては返す火照りの波の中で

求め求められ僕らは生きる

誰にも理解されなくたっていいから

15分前まで裸だったふたりは

いま電車に揺られている

曇る窓に透ける蒼い風景と

赤らむ頬 2月の匂い

頑なに怖いもの知らずのふたりは

夢中で抱きしめ合ってた

健全な未来予想図はいらない

ただ淫らに堕ちていたい

いつか終わる日が来るなら

きっとそのとき思い出してしまって

忘れるのに苦心するんだろう

こんな何てことない月曜の朝