歌詞

あてどないと知って綴る

恋文は重なりゆく

百度、千度、春を迎え去り

また廻る

君が降らした言の葉は

胸を焦がしたまま

何度、その名を呼んだでしょう

"おかえり"も云えないままに

――待つ宵の果て　恋ひ恋ひて、今

――降りしきる想い束ねた花筺

――言の葉繋ぎ　恋ひ渡りませう

――さやに　さやに　時雨る藤よ

――さやに　さやに　君を覚ゆ

叶わないと知って

されど恋を繰り返してゆく

百度、千度、春は思い初め

また芽吹く

"愛しいキミを守る為"と

優しい嘘を吐いた

君を迎えるその瞬間を

いつまでも待ち続けましょう

――たおやかであれ　恋ひ恋ひて尚

――咲き誇る時を隠した花形

――また逢う日まで　希いませう

――永遠に　永遠に　思ひ解ひて

――永久に　永久に　忘るまじと

（Lalala......）

この空の下　何処にいますか？

君の元まで声が届かなくても

どうか笑顔でいられますように

どうか、どうか、それだけでも……

――待つ宵の果て　恋ひ恋いて、今

――降りしきる想い束ねた花筺

――言の葉繋ぎ　恋ひ渡りませう

――さやに　さやに　時雨る藤は

――さやに　さやに　君を想ふ