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提灯が揺れる夜。
川面に月が滲み、
恋文をくわえた鳩は
闇の向こうへ飛んでいった。
『既読つかねぇ 〜鳩帰還せず〜』は、
返事を待ち続ける町娘・ドラヱの
夜更けの怒羅威舞。
「Seen?」
「Seen?」
昨日はあんなに話したのに。
返事は来ない。
鳩も帰らない。
それでも、
もしかしたら今夜こそ――。
そんな期待を胸に、
からくり馬車は江戸の夜を流れてゆく。
恋の答えは届かない。
だが、
待つ時間もまた恋のうち。
夜風と月明かり、
そして帰らぬ鳩を乗せた、
少し切なくて少し滑稽な
江戸恋愛Boom Bap。
今宵もドラヱは、
返事の来ない空を見上げている。
**Liminal Reverie(リミナル・レヴェリー)**は、 「現実と夢のあいだ」をテーマにした インストゥルメンタル・プロジェクト。 昼と夜のあいだ。 賑わいのあと。 現実と夢が、まだ分かれきらない瞬間。 そこに残る気配、余韻、空気を音にする。 和と洋、対になる二つの軸を持ち、 和:江戸lofi 洋:Liminal Reverie それぞれ異なる世界観で楽曲を制作している。