脈々とのジャケット写真

歌詞

アスファルト

ししし

アスファルトに浮かんだ

人の波を泳いで

ビルが照らす隙間を

探すように歩いた

信号機を眺めて

靴底を減らして

息を吐き出し続けて

空気を探す旅に出た

一歩泳げば睨まれて

身体が重く固った

三歩泳げば蔑まれ

心が脆く崩れ散る

風の藻屑と消えるのだ

このまま空気に溶けるのだ

息を吸い込むこともなく

息を吐き出すこともなく

流れ溶け近く地上の海に

何も探さぬ旅に出た

これで良かったのだ

これが良かったのだ

アスファルトを歩いて

人の波に紛れて

ビルが作る世界を

なぞるように歩いた

息を吸うために

ただそれだけのために

息を吐かないために

ただそれだけのために

アスファルトを歩いて

人の波に紛れて

ビルが作る世界を

なぞるように歩いた

息を吸うために

ただそれだけのために

息を吐かないために

ただそれだけのために

ただ

ただ

ただ

ただ

  • 作詞

    コニシダイスケ

  • 作曲

    ししし

  • レコーディングエンジニア

    工藤恭平

  • ミキシングエンジニア

    工藤恭平

  • マスタリングエンジニア

    工藤恭平

  • ベースギター

    コニシダイスケ

  • ドラム

    山崎紗友里

  • ボーカル

    マイマイ.

  • パーカッション

    コニシダイスケ

脈々とのジャケット写真

ししし の“アスファルト”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

北海道札幌市にて活動中のポエトリーリーディングユニット[ししし]による初の楽曲音源。
朗読者・ベース・ドラムからなるスリーピース編成。
叙情詩に感情性・即興性のある音を乗せて奏で、脈々と紡いでいる。

"