7 Front Cover

Lyric

The Book

yuuki

地下鉄なんて乗ったこともない田舎で育てられ

ファミコンもせず勉強だけが日々の日課となり

その割には成績なんて中の下だったから

父親にはよく引っ叩かれた 時計も読めない小学生

あの頃はよく部活帰りに洗車場の裏で

時間を忘れくだらないこと話していたっけね

夕焼けに二つ並んだ細長い影は

数年後にはでこぼこになった

日焼けで真っ黒中学生

隣の席になれた時からずっと気になってました

あなたの顔を横目で盗み見するのが好きでした

触れることもできないまま終わった青春は

いつになっても胸を締め付ける

涙もろくて高校生

苦手なくせに格好つけてタバコをふかしてみたり

誰も知らないようなバンドのアルバムを聴いたり

自分が何者なのかわからなくなって

暗い部屋でみゆきを聴きまくる

無い物ねだり大学生

親の死に目にも会えないくらい遊び散らかして

貯金は尽きてろくに仕事もせずに引きこもる

ただ静かに流れ出す涙のすきまから

時々お前の笑顔が見える

少し分厚い本を買う

  • Lyricist

    yuuki

  • Composer

    yuuki

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